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宝石珊瑚の世界幸運物語

①宝石サンゴは高貴なお守り

サンゴは、世界各地で太古の昔からお守りとして身につけられていました。特に、赤色の宝石サンゴは血の色をイメージさせることから、出産の神秘さ、幸福な結婚、人生の豊かさのシンボルとして、災難や病気から守る霊力があると信じられていました。

②イタリアのお話

古代ローマ時代では、子どもが生まれると、幸運や健やかな健康を願って、ゆりかごや子どもの首にサンゴをつけたといわれます。また、ローマ兵士は、武運長久の守り札や護身符として、魔除けや負傷除けとして、サンゴを身につけて戦場に趣いたそうです。

③英国の王室のお話

イギリスのアン王女は、安産のお守りとして、宝石サンゴを身につけて、産室に入ったとか。また、英国王室では、ロイヤル・プリンセスが生まれると、生後1年間、悪霊除けなどのお守りとして、宝石サンゴのネックレスをベッドに掛けるしきたりがあるそうです。

④アジアの国々のお話

ヨーロッパで高貴なお守りになったサンゴは、シルクロードを渡って、仏教などと一緒に、ネパールやインドなどのアジア諸国にも広がりました。中国では、極楽浄土を飾る「七宝」のひとつとして、金や銀などととものに、サンゴが経典に挙げられています。