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宝石珊瑚が日本に来たのはいつ?

 

 

 

 

日本におけるサンゴの記録は

室町時代よりずっと昔、なんと!!

奈良時代(8世紀)にさかのぼります

 

奈良朝文化を代表する正倉院の宝物(7~8世紀の遺品)

の中に、サンゴが含まれています

 

756年聖武天皇がなくなった後で

宮廷から献納された宝物の一つである冠に

サンゴ珠がついています

この冠は、聖武天皇が東大寺大仏開眼式に

用いたと伝えられています

 

さて、このようなサンゴはどこから来たのでしょう?

 

実はこれらサンゴは“古渡りサンゴ”と呼ばれ

大陸から輸入されていました

 

“古渡り”はもともと“胡渡り”と書かれていました

“胡”は西域民族の意味なので

奈良時代には、サンゴはペルシャから、シルクロードを

経て、唐の都長安に運ばれ さらに海を渡って

日本に来たと想像されます

あと“胡”がついているもの

“胡椒”“胡桃”“胡麻”“胡弓”などが

シルクロードを通って来たのでは

ないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨーロッパでも、サンゴは装身具や装飾品として

用いられていました

古代民族の兵士たちの武器やヘルメットに

サンゴがはめこまれていたことが記録に残っています

昔の中国では、紅色のサンゴを粉末にして絵具にしたり

止血のための薬としても用いられていたようです

 

調べれば調べるほど、サンゴの歴史は古いし

奥が深いです

 

 

 

 

 

 

 

2023-02-22

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