宝石珊瑚の数珠のおはなし~数珠の選び方~
宝石珊瑚は自然界の産物で
色・形なども均一ではなく、厳しい自然の荒波にもまれ
キズもたくさんあります
宝石珊瑚の数珠はできるだけキズのない、色ムラのない丸珠を
サンゴのプロの目で厳選して組み上げています
サンゴのプロでないと見分けることが難しいところもありますが
今日は選び方のポイントを3つお伝えします
選び方ポイント1~ キズの有無
沖縄などで生息する造礁サンゴと違い、水深100メートル以上で生息している
宝石珊瑚は太陽の光の届かない深海で非常にゆっくりと育っています
長い年月の中で激しい海流、漂流物等によって多くのダメージを
受けています
原木には、ヒビやキズが多くみられます
ほとんどキズのない部分は本当に少なく
そういう理由で、キズのほとんどない珠の値段は高くなります
キズのほとんどない珠は、100個珠を作る中でほんの数個です
選び方のポイント・2~ 珊瑚の色
宝石珊瑚の色は、大きく分けて 赤・ピンク・モモ・白に分けることが
できます
ご使用になる珊瑚の数珠の色・房の色はお好みで選んでいただきて構いません
(名古屋。石川県の一部では数珠、房の色が決まっている地域があります)
ピンク・赤系は主に女性に好まれることが多いのですが
白・茶系は珠の大きさで男女使い分けることができます
また赤はパワーがある色のなので
女性だけではなく男性にも好まれます
選び方のポイント・3~宝石珊瑚の数珠の形
108珠の数珠は、本連数珠という正式の形で八宗念珠と呼ばれています
日本の仏教の主要な8つの宗教で使うことが可能です
珠の数が決まっていない略式の数珠は片手数珠と呼ばれます
一生に1本長く使う自分のための数珠なので108珠の本連数珠を
おすすめしますが、男性は大きい珠の略式数珠もかっこいいです
もちろん各宗派に組み替えることも可能です
最後に、数珠は仏教のお道具(仏具)と考えられますが
宝石珊瑚の数珠は、昔からおまもり・魔除けとして
持たれていました
宗教、宗派関係なく、持っていただきたいと思います
2024-02-22