血赤サンゴの成長
2018/01/17
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ブログ
サンゴには、大きく分けて2種類あります。
ひとつは、よくテレビでも目にする
サンゴ礁のサンゴ。
これは、造礁サンゴといいます。
種類では、六放珊瑚(ろっぽうさんご)。
太陽の光の届く浅瀬で育ち、
成長も早く、きめも粗くもろいのが
特長です。
もう一つは、私たちが扱っている
宝石珊瑚(ほうせきさんご)。
八放珊瑚(はっぽうさんご)といい
触手が8本あるサンゴの種類になります。
太陽の光が届かない深海で
ゆっくりと成長し、そのためキメも細かく
硬い(人間の歯くらいの硬さ)です。
その宝石サンゴの中でも
世界中で、大半は高知県沖の太平洋でしかとることの
できない希少なサンゴを、血赤サンゴと呼びます。
宝石として研磨する前の原木の学術的な分類は
「アカサンゴ」で、これは日本沿岸だけで
採取される日本特有の種類です。
血赤サンゴは、名前からわかるように
血のように赤いと称されるサンゴです。
とても深い赤で、黒い赤といってもいいぐらいの
深紅です。それでいて透明感がある。
それが、血赤サンゴの特長です。