なぜ高知県はサンゴのメッカと呼ばれているのか~高知県について調べてみよう③~
2023/03/30
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日本で見ると、高知県の沖、和歌山県沖、長崎の五島列島の周辺
奄美大島周辺が宝石珊瑚の生育地域ですが
そのなかでも高知県沖の太平洋に多く群生しているようです
↑ 高知県の海
高知県の沖の太平洋(土佐湾)の大陸棚に
ゆっくりと生育している宝石珊瑚が
眠っていたのです
宝石珊瑚はもともと地中海でのみ採取されて
いました
紀元前の昔からキリスト教国で珍重されるになり
珊瑚の装身具が世界的に広がりシルクロードを
通って日本に渡来したと言われています
が、19世紀になり高知県の土佐湾できわめて
美しい宝石珊瑚が発見されました
高知県の昔の文献でも
宝石珊瑚が室戸岬や足摺岬周辺で
産出することが記されています
このように日本では、高知県が豊富に
宝石珊瑚が採取されてきたことを背景に
その加工技術などが伝承されてきたことから
現在でも、全国の珊瑚生産者の約8割が
高知県内に集積しています
だから高知県は宝石珊瑚のメッカと
いわれているのです
2023-03-30