営業時間/平日9:00〜18:00 定休日/土・日・祝日
tel 088-873-5111

宝石珊瑚の歴史5 高級原木の供給地日本

高級原木の供給地である日本は、世界の

「宝石珊瑚」の流通拠点

 

宝石珊瑚の長い歴史の中で、その中心的な

役割を果たしてきたのは、地中海サンゴの

原木供給地であった地中海沿岸の各国で

特に、18世紀以降は、当時、隆盛を極めていた

スペインのブルボン王家の産業政策による支援を

受けたイタリアのナポリ近郊の町

トレ・デル・グレコの人々でした。

 

19世紀になると、高知県の土佐湾で極めて

美しい宝石珊瑚が発見され、宝石珊瑚の産地に

新しく日本が加わったのです。

 

明治時代になってからは、イタリアのトレ・デル・グレコ

から、高知県にバイヤーが直接買い付けに来るようになり

その後日本各地でも宝石珊瑚が続々発見されて

からも、我が国の珊瑚漁業の発祥の地である

高知県が、我が国における宝石珊瑚産業の

中心地となっていきました。

 

ヨーロッパの珊瑚商人たちは、

日本産の血赤珊瑚を「トサ」と呼ぶことが

ありますし、日本国内でも高知県で生産される

宝石珊瑚は「土佐珊瑚」とよばれて特に

高い評価が与えられます。

150312_35

 

宝石珊瑚の高級原木供給地であり、

世界的な流通の中心であるわが国では

宝石珊瑚ジュエリーが3月の誕生石と

なっているばかりでなく、宝石珊瑚の数珠が

嫁ぐ娘の身の安全と幸福を授けるお守りの意味で

花嫁道具の一つにされていますし、宝石珊瑚を

使った美術工芸品が結婚35周年の記念品と

しても使われています。

IMG_9745

         ・・・・・・・宝石サンゴの魅力より

2017-10-02

最新記事
月別一覧
カテゴリー別一覧